何から始める？新卒のための就職活動ガイド

掲載日：2024年04月24日

2025年に新卒となる学生のための企業エントリーが3月から始まりました。就活は前年の6月から始めるのが理想なため、2026年の新卒生もそろそろ就職活動のスタートを切らなければなりません。本記事では、新卒のための就職活動ガイドとして、流れや進め方をまとめています。2025年卒以降の新卒の方はぜひ参考にして就職活動を始めてみてください。

新卒の就職活動の進め方

まず何から始めるかを知るために、ここでは就職活動の進め方をご紹介します。就職活動は企業エントリーがスタートではなくその前からすでに始まっています。
新卒は以下のスケジュールで就職活動を進めていきましょう。

インターンシップへ行く

6月くらいからインターンシップの募集をする企業が増えてきます。夏と冬の休みなどを活用してインターンシップに参加してみましょう。インターンシップをすることで、働く意味や、実際の仕事のイメージがつきやすく、その後の就職活動に役立ちます。

自己分析と業界の分析を行う

インターンシップと併用しながら少しずつ自己分析を始めましょう。自己分析をすることで仕事に活かせる自分の強みを理解できます。また、同時に業界や職種を分析しておけば自分の強みとマッチする業界を見つけられるでしょう。

エントリー

3月1日以降、いよいよエントリーが始まります。エントリー開始に伴い、会社の説明会やOB・OG訪問などで卒業生と会う機会が格段に増えます。この機会を利用して、自分の聞きたいこともまとめておきましょう。多くの企業が3月上旬から4月中にエントリーの結果を通知します。

選考

いよいよ採用試験が始まります。採用試験のタイミングは業種によっても大きく異なります。一般的には6月1日よりスタートですが、それより前に採用試験が始まるところや、予定より遅く秋に始まるところもあります。自分の希望する業種の採用試験のタイミングもチェックしておきましょう。

新卒が就職活動を進めるうえでのポイントは？

新卒が就職活動を進めるうえで、おさえておきたいポイントがいくつかあります。そのポイントは次の通りです。

スケジュールは綿密に立てる

エントリーが始まると、企業説明会やOG・OB訪問により、スケジュールがかなり埋まります。その結果、行きたかった説明会に行けなかったというケースも出てくるかもしれません。また、直前に自己分析や業界分析をし直すと、時間もとられてしまいます。スケジュールは綿密に立てて行動しましょう。

体調に留意する

就活が始まるとその忙しさから体調を崩す人も少なくありません。体調を崩すと行きたかった説明会に行けなくなり、企業情報を得られないこともあります。体調に留意して過ごしましょう。

インターンシップが変わる

2022年6月13日に、文部科学省、厚生労働省、経済産業省は合同で「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」を一部改正しています。これによってインターンシップの「定義」が変わり、2025年卒生から適用されています。
主な変更点はインターンシップの種類です。実施期間が5日間未満のものはオープン・カンパニー企業・業界情報提供、キャリア教育という位置づけとなりました。インターンシップと呼べるのは3年・4年、修士1年・ 2年が職業体験を必須として受けられる汎用的能力・専門活用型インターンシップと博士課程や修士課程の学生が主な対象となる高度専門型インターンシップのみです。
インターンシップを検討するときには新しい定義も理解したうえで選びましょう。