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求人票や求人広告のキーワードでの「未経験者歓迎」の真意とは?

未経験者歓迎について、どのように理解すればいいか?

このキーワードを理解するには次の3つのケースを考えなければなりません。

 

募集している職種の経験はあるが、業界が未経験の場合

この場合は、キャリアやスキル的に言っても未経験とはいえません。例えば経理などの仕事は業界が異なってもやることはほぼ同じで、どんなシステムを使っているかという技術的なことが異なるだけです。

②同じ業界で働いた経験はあるが、職種が未経験の場合

この場合はほぼ未経験といっても良いと思われます。ただ業界の知識や経験があるので、商品の知識や業界用語などを知っているという点でのアドバンテージはあるかもしれません。

上記のどちらでもない未経験者

この場合が最も多く、未経験といえば一般的にはこのことを指します。

この3つを分けて考えれば、未経験者歓迎を理解しやすくなります。ただ、企業側の心理としては出きれば経験のある良い人材を採用したいというのは本音にあるかもしれませんね。

 

にもかかわらず、募集内容に未経験者歓迎!と記入する理由について。

その理由は…

①応募者の数を多くしたいという意識

これは応募者の数が多くなればなるほど、いい人材が採用できる可能性が高まるからです。いわゆる母集団の数の理論からです。2人から選ぶよりも10人の中から選んだほうがいい人材が採用できるという考え方です。この考え方の典型的なのが、新卒採用といえるでしょう。(新卒の場合は全員が未経験ですから、この考え方は正しいと思われます)

またごく一部のケースとして、特に有料の求人広告などの場合にどれだけの応募があったかを会社に報告する際に、あまりにも少ないと問題がある場合です。(人事としての評価が問われる…)

 

②本当に未経験でも、素直な良い人材を採用したい場合

未経験の人材をゼロから教育して育てたい、下手に知識があるより真っ白な人材を採用したいなどの場合、これこそが本当の未経験者募集です。このようなケースもあるにはありますが、実際に多いかといえばそれほど多くはないと言わざるを得ません。本当に未経験でよいのであれば新卒を採用することもできますからね。

その場合に、実際の現場でよく聞く話としては、せめて挨拶の仕方や電話の受け方などビジネスの最低限の知識は身につけていて欲しいという要望です。そうなると第二新卒の採用に近くなりますね。

 

まとめ

求職者側が、企業が本当はどのように考えているのかを見極めるのは難しい問題です。考えられることとしては、未経験者歓迎!の前後にどのようなことが書かれているかを見ることぐらいです。例えば〇〇の知識があればなお良い、☓☓の経験者優遇といった場合、またいろいろと補足で記入されているケースなどは、おそらく全くの未経験者よりも本当は、そちらのほうが良いと考えているのかもしれません。

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