キャリアアップ助成金の活用について
キャリアアップ助成金とは?
何のための助成金か…
厚生労働省の定める位置づけとしては、一言でいうと『正規雇用化など処遇改善への支援』ということになります。
派遣社員やパート、アルバイトといった非正規雇用の労働者の処遇の改善をするために、積極的に正社員として採用していく、あるいはその努力をしている企業に対して支援をするというのが、この制度の目的です。
キャリアアップ助成金の概要
具体的には一体どのようなものなのでしょうか。
その種類に応じて以下の様なコースが設けられています。
■正社員化コース
■人材育成コース
■賃金規定等改定コース
■健康診断制度コース
■賃金規定等共通化コース
■諸手当制度共通化コース
■選択的適用拡大 導入時処遇改善コース
■短時間労働者労働時間延長コース
以上8つのコースがありますが、今回は特に派遣・紹介等に関係する正社員化コースについてみて行きましょう。
正社員化コース
正社員化コースとは、非正規社員を正規社員に転換することで需給出来る助成金のコースです。有期契約社員を正規雇用労働者・多様な正社員に転換したり、直接雇用した場合に支給されるものです。
対象労働者は
①申請事業主が実施した有期実習型訓練を受講し、修了した有期契約労働者等
②申請事業主に雇用される期間が6ヶ月以上である、派遣労働者
以上のようになっております。事前にキャリアアップ計画書の作成・提出や一部就業規則の改定等をしなければなりませんが、中小企業にとっては大きなメリットがある国の制度ですので、是非積極的な活用をご検討してみて下さい。
なにかご不明な点があれば、ご質問くださいませ。