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大学生の就職内定率 91.2% 過去最高記録更新 売り手市場はまだまだ加速する

最高更新 売り手市場続く

文部科学、厚生労働両省は16日、今春卒業予定の大学生の就職内定率が2月1日現在で昨年同時期と比べて、0.6ポイント増の91.2%となり、この時期のデータがある2000年以降で最高を更新したと発表した。これで7年連続の上昇。

企業の業績が堅調に推移し、採用意欲が増している影響ではないかとしている。学生に有利な売り手市場が続いており、今後の調査で、過去最高であった昨年卒業の大学生の就職率97.6%(昨年4月1日時点)を上回るかが注目されているとのことである。

注目すべきは内定辞退率も増えていることです

辞退率は、内定を得た学生のうち、企業に辞退を申し出た割合のことで、不況で採用が減ると下がる一方、景気が良くて求人が増えると辞退率は上がる傾向にあります。

リクルートキャリアの調査では、内定を得た平成30年春卒業予定の大学生のうち、内定を辞退した割合を示す内定辞退率は10月時点で64.6%であることがわかっています。これは2/3の学生が内定を辞退していることになります。人材不足を背景に学生は売り手市場で、就職先の選択肢が拡大する一方、逆に中小企業の新卒確保が難しくなってきているのはその影響によるものが大きいのと思われます。

 

特に地方の中小企業は採用活動を前倒しにして、内定を早めに出すようにしているところも多く、その結果、学生はその内定を踏み台にして、次の会社にチャレンジするという構図になっているのです。あわてて内定を出すことは必ずしも得策とは言えず、内定辞退が続き採用活動が長期化するというケースも多くなっています。これが繰り返されますと、年中採用活動のようになってしまいます。

 

 

まとめ

迫り来る労働人口の減少に備えて、若くて優秀な人材を確保することは、企業にとって重要な課題ですが、自社の企業力や採用人数等を考慮して、それに見合った採用活動戦略をしっかりたてることが課題かと考えます。